夕暮れの裏庭から

思い出とか、考え事とか、いろいろ。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲームが、逃避の目的地ではなくなったいま

この10年と少し、ほとんどゲームに触れずに過ごしてきた。 何かの信条があったというわけではない。 だが、それがぼくにとっての逃避の目的地ではなくなったことが絡んでいると思う。 冒頭からああ書いたものの、それまでは暇さえあればコントローラーを手に…

孤独感と有用性

それが何であったとしても、何かに対して切実な人はほとんどの割合で何かしらの寂しさを抱えていると思う。すでに誰かが「存在意義の証明」のような言い方でピン止めして語っているとは思うが、この二つの現象はきっと有意な相関がある。 自分語りがいいもの…

一九七八年の「飢餓地獄」

何気なく現代に生きていて、一種の娯楽として、言いようによっては「暇を潰す」という形で映像を消費しているだけなのに、時々不意打ちのように画面との関係が切迫させられる瞬間がある。しかもそれは、初見に限ったことではない。 大河ドラマ『黄金の日日』…